サステナブルニュース

デッドストックとは!?
2022/11/08
ファッション物流のトップ企業センコーのノウハウを生かして、余剰在庫品や返品アイテムなどに新たな販売機会を提供して、廃棄物ゼロの循環型プラットフォームを目指すプロジェクト「ZEROBRANDs(ゼロブランズ)」が2022年11月にスタートしました。ここでは、その趣旨にのっとり、サステナビリティ(持続可能性)やサーキュラーエコノミー(循環型社会)にまつわる良い記事や気になる事例などを紹介します。情報の循環を促すことで、企業や個人にインスピレーションを与え、アクション(行動・実践)につなげていただく一助になれば幸いです。
今日は、「売れ残り品」や「不良在庫」「流通在庫品」などのデッドストック(dead stock)にまつわる記事を紹介します。 >「デッドストック」が注目される理由とは アパレル業界の問題と取り組み https://eleminist.com/article/1979 >売れ残り品をデザインで生かす 年25%成長のビジネスモデルとは https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00317/00002/ 【「デッドストック」が注目される理由とは アパレル業界の問題と取り組み】は、「ELEMINIST(エレミニスト)」の記事です。 ・デッドストックとは ・デッドストックとヴィンテージとの違い ・衣類大量廃棄問題とデッドストック ・デッドストックを選択するメリット ・デッドストックのデメリット ・デッドストックを活かす 具体的事例とは? などを解説するとともに、具体事例として、ナガオカケンメイ氏が率いるD&DEPARTMENT(ディアンドデパートメント)が2014年から展開する「FROM LIFESTOCK(フロムライフストック)」プロジェクトや、遠山正道氏が率いるスマイルズの「PASS THE BATON MARKET(パスザバトンマーケット)」が行う、企業の倉庫で眠るデッドストックアイテムや規格外品、さらには、セレクトショップなども参加して行われるオシャレな蚤の市、さらには、アダストリアによるアップサイクルブランド「FROMSTOCK(フロムストック)」に言及しています。 ちなみに、「ELEMINIST」はエシカルやサステナブルな情報やモノ、コトのプラットフォームとして注目されています。ネーミングは「Enjoy Lifestyle Ethical & Minimal」から生まれた造語で、「エシカル&ミニマルなライフスタイルを生きる人」を意味しています。 国連総会で採択されたパリ協定により、2030年までに、世界の平均気温上昇を産業革命時代以前の2℃以内に抑えることが、世界市民である私たちのミッションになっている中で、「Guide for Sustainable Lifestyle」をコンセプトに、日本をはじめ、世界中から厳選された最新のサステナブルな情報を届けるサービスで、エシカル&ミニマルな暮らしと消費、サステナブルな生き方をガイドするコンセプトを掲げています。エシカルなショッピングサイト「ELEMINIST SHOP」も展開しています。 母体は、ライフスタイルメディア「macaroni-マカロニ-」やBRAND STUDIO(メディア運営の知見を生かしたクリエイティブ制作やソリューション提供)、メディア収益化を支援するコンサルティング事業、ネット広告事業等を行う、トラストリッジです。 【売れ残り品をデザインで生かす 年25%成長のビジネスモデルとは】の記事は、「日経クロストレンド」が2020年に行った、「SDGs 廃棄物から価値を生む」の全10回の連載の中の一つで、前述した「FROM LIFESTOCK」の、全国の繊維産地と協力して「デッドストック(売れ残り)」を「ライフストック(生きた在庫)」に変える取り組みにフォーカスした記事です。 【特集】SDGs 廃棄物から価値を生む 【第1回】 資生堂の新ブランドBAUM 「SDGs」と「顧客ニーズ」への対応両立 【第2回】 コロナ禍でフードシェアリングが急成長 食品ロスを成長市場に 【第3回】 ごみから服を作るブランド auや吉野家の広告も前代未聞の再利用 【第4回】 売れ残り品をデザインで生かす 年25%成長のビジネスモデルとは 【第5回】 楽天SDGs専門モールが急成長、独自記事で利用者の啓発も推進 【第6回】 ビニール傘が質感豊かなバッグに 日本の職人技でSDGs貢献 【第7回】 セブンでも販売 1000円の「長く使えるビニール傘」が変革生む 【第8回】 廃棄野菜で作る染料をコンバースが採用 アパレルで食品ロス対策 【第9回】 アパレル廃棄問題に妙手 ブランドタグ付け替えでWinーWin 【第10回】 累計12万セットのヒット 野菜の廃材から「おやさいクレヨン」 有料会員限定記事ですし、2年前の特集なのですが、SDGsやサステナビリティの事例として学びが多いので、興味を持っていただければ幸いです。 ファッションビジネスジャーナリスト 松下久美